おはようございます。
昨日、薬剤師による「精神科治療薬の副作用~便秘とその対応について~」勉強会が開かれました。
現在、様々な目的で使用される抗精神病薬は主に神経系を遮断するため、それに伴い錐体外路症状が出現します。
そのため抗コリン薬を用いることが多いですが、抗コリン作用の副作用で消化管の運動機能の低下、便秘を招くことがとても多いです。
便秘は、主に腹部膨満感や食欲不振などの消火器症状と、不安・不眠など様々な全身症状があげられます。
今回は、私たちの施設でよく使用されている下剤についての、作用機序・作用時間・用量などを詳しく教えて頂きました。
また、下剤も様々であり副作用があることを知りました。
私たち生活支援者として、ご利用者様がどの下剤を使用し、どのくらい飲用されているかを把握すること、また、そのうえで一人ひとりの量や性状、ペースなどを知ることがすごく大切だと思いました。
慢性的に飲用されている方、薬の内容が変化した方など、副作用がないかなどご利用者様の変化なども気にしていきたいです。
また薬に頼らず食事や運動など、普段の生活から取り入れられる便秘対策をみんなでアセスメントし、共有していきたいです。